すでに展覧会の趣旨/参加作家/出展作品が決まっている状態で、キュレーターとして展覧会への参加依頼を受けた。キュレーターの具体的な仕事として、出品する作品を選び展覧会を構築すること。そして、解説テキストなどによって観客に作品の解釈を提示することが挙げられるだろう。後者を拡張するやり方で展覧会に参加できないかと考え、展覧会に情報を加えるダイアグラムを作り、会場で配布した。ダイアグラム上では、パウル・ツェランの詩「追想(ストレッタ)」 を引用して図像的に重ね合わせ、線で繋ぐことにより作品同士を結びつけている。 それらを通して、展覧会を独自にinterpretation(解釈/演奏)することを試みた。